明けましておめでとうございます。
新年のご挨拶と共に、ブログの更新も久しぶりとなってしまいましたが、本年もよろしくお願い申し上げます。
本年の干支は辰、昇龍の如く日本の経済も、震災の復興も、私たちを含めた国民一人ひとりの気概も天高く昇華する事を強く望み、心新たに一年を送りたいと思います。
さて、前回の【山梨県笛吹市住宅 鉄骨加工 その3】 に引き続きまして、工場加工した柱梁などの部品を現場に運搬して組み立てていく作業をご紹介したいと思います。
この作業を「建て方」と呼んでいます。
工場で加工された鋼材を現場に搬入して
いよいよ建方です、先ずは柱を吊り上げ
以前こんなだったベースパックも
コンクリートを打設して柱基礎になり、
その上に慎重に柱を立てていきます。
四方の柱を立てたら、それを繋ぐ梁も同時に取り付けて、
奥から徐々に手前に移動します。
安全ネットや親綱がありますが鉄骨鳶さんは危険な作業です。
柱と梁が組みあがったらワイヤーを張って柱の倒れを調整します。
倒れの検査をして、元受さんにも確認してもらい
OKが出たら梁と梁のボルトを締めていきます。
ボルトを締めて検査をして
OKが出たらジョイント部分に赤錆塗装をします。
工場で加工した柱も立派に立ち上がりました。
骨組みが仕上がったので、床の下地(デッキプレート)を敷いて
2階の床の下地が完成します。
ここにコンクリートを打設すれば2階の床の出来あがり、ここは住宅部分になります。
1階は車庫になります。
完成しました。
数回に分けて鉄骨工事の加工から建方施工までご紹介させて頂きました皆様がどこかで見かけた鉄骨の骨組みは、この様に加工され建物を支えております。
鉄骨の利点は1階車庫に見られるように、柱のない大きい間取りを可能にすることができ、2階の住宅部分も部屋のレイアウトが柱や梁などの構造に左右されることが無く、自由度の高い設計が可能になると思います。
最近の大開口サッシも取り付け可能になりますね。
また、今ブログで住宅や車庫、倉庫、事務所をお考え以外の方も、少しでも鉄骨工事業を身近に感じて頂ければ幸いです。
今回ご紹介できなかった鉄骨階段なども機会がありましたらまたご紹介させて頂きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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